
おいも、うまし!おいもパワーだ、いっけー!
おおまかな工程リストは#1にて。#12は「線路のマッピング」工程の仕上げ段階(線路種別指定)の進行です。
守口市駅-京橋駅線路種別指定
守口市第一場内から進めます。

5番線(上りA線上の引上線として運用できる閉塞)の進路表示器が特徴的ですね。1番線から4番線まで任意の線に入れるようになっています。
運転系統的に守口市上手渡り線は不要なのではないか(区急の進路以外無駄ではないか)?と疑問が湧くところですが、非常時に守口市以北のみの折り返し運行ができるようにしているようで、実際に40年ほど前OBP開発時に京橋-天満橋で非常事態が起きて守口市折り返し運行があった記録が残っています。



分岐器関係でストラクチャ置き忘れがあるので適当な時にやっときます。


萱島-守口市とは違い守口市-京橋は約100年前の高架複々線なので「半高架」と揶揄され、戦後に天満橋から都心延伸時にも大阪市から京阪へ大型車が通れる高さ確保の要求を条件に付けられたりもしました。この区間は短いものから長いものまで鋼橋だらけです。




土居-滝井のR1000カーブは緩和曲線をもう少し長く調整するかも
千林はこの区間の中では最も高い位置に駅があります


森小路駅下手にかつてあった鋼橋は2005年?くらいにPC桁にかけ替えられました


163号線跨線橋


関目ガード 暫定版 実際は京阪の複々線直下に道路の交差点があります


野江


蒲生架道橋


都計豊里矢田線架道橋


環状線跨線橋・都計都島阿倍野線架道橋


京橋駅下手両渡り線


ひきつづき進めていきます
ファイルヘッダーの最新化
一つ工程進めるごとに「通し運転試験」をする習慣つけてるのですが、今回の工程仕上げた後の通し運転試験で出町柳発車直後に空転しながら電車が宙を走り始める不具合が発生してぶったまげました。
こういうときは落ち着いて問題を切り分けします。
- 今プレイしているシナリオだけで起こる現象なのか?
- 他のシナリオやテスト専用シナリオでは一切起こらなかった
- 今運転している車両だけで起こる現象なのか?
- 同じシナリオで2200系や6000系代走させても同じ不具合が発生した
- 今運転しているマップだけで起こる現象なのか?
- 8000系を別のシナリオマップで代走させたら不具合は全く無かった
→マップの問題かな、と仮説が立ちます
- パラメータに不自然なものはないか?
- 算出根拠資料に出てきたテキストをコピーしてマップファイル検索で完全一致確認できたから値の問題ではなさそう
- 変数は正しく処理されているか?
- おかしかったら見た目が崩れるしくみにしているので今回ここで異状は見つからなかった
- ヘッダー付近に変な構文が混ざったりしていないか?
- include先に散らかっている構文のうち支障ないものはシナリオルートファイル(シナリオ開くときに一番最初に参照されるファイル)にまとめ直した
- そもそもヘッダーは正しく記述されているか?
- ここで一つ怪しいところに気づく。出町柳-樟葉のマップファイルのうち一部はフォーマットバージョンがBVE5時代のままになっていた
- →仮説:BVE5時代の構文とBVE6の構文が混ざったら制御不能な挙動が起こるのではないか?
- ここで一つ怪しいところに気づく。出町柳-樟葉のマップファイルのうち一部はフォーマットバージョンがBVE5時代のままになっていた
全てのファイルのフォーマットバージョンを最新のものに統一し、移植あるあるエラーボロボロを全部処理(書式がサイレント更新されている構文が一部あるので対応できるよう修正)して、念のためPCを再起動してシナリオを起動した結果、正常に運転できるようになり設計通りの挙動をするようになりました。
どうしてこのタイミングでこの現象が起こったかは謎(枚方市駅マッピング時の通し運転試験は不具合無かったし、今回まで何も起こらなかったが、フォーマットバージョンはベータテスト前に直すつもりでバージョンずれは目をつむっていた)なんですが、内輪だけでやってるうちにこの不具合を洗い出せて解消できてホントよかったなと思います。
あと、気づかないうちに車両パラメータとかいじってそうなのでベータテスト前に見直します。
今回の不具合は白紙からBVE6書式で作っていれば起こらなかった問題ではありますが、そこは将来的にリニューアル考えてます。BVE5版作り始めた時に緻密な表現に寄った設計にしたことで保守や拡張が重くなってしまったのを是正したいなと思ってます。
まとめ
作業量の重い区間が終わって少しホッとしてますが最後までやりきりたいです もう少しで次の工程に入れます
怖いバグ洗い出して解消できたのは心強いですがまだまだ課題は残っているのでひきつづき改善していきたいです
今週は先週以上に外回りが多くて雲行きが怪しいですが、時間取れたらまた次の週末に手を進めます
