開発日誌 #13 ①京橋駅-淀屋橋駅線路種別指定(線路のマッピング)②架線柱の配置 中書島駅-樟葉駅(part.1) ※次回は12月7日頃予定

開発日誌 #13 ①京橋駅-淀屋橋駅線路種別指定(線路のマッピング)②架線柱の配置 中書島駅-樟葉駅(part.1) ※次回は12月7日頃予定

初霜に 負けて倒れし 菊の花

解説:初霜がカットインでキメてくれて喜ぶ提督の喜びと飛んでいった資材の儚さを描写している

前回:開発日誌 #12 守口市駅-京橋駅線路種別指定(線路のマッピング)

おおまかな工程リストは#1にて。#13は「線路のマッピング」工程の仕上げ段階(線路種別指定)の進行と「架線柱の配置」工程第一段階の進行です。

①京橋駅-淀屋橋駅線路種別指定(線路のマッピング)

京橋下手のシーサスクロッシングを過ぎたところから進めます。

片町架道橋

前島跨線橋は適当なタイミングでもうちょっと座標調整するかも

寝屋川橋梁

OMMビルの下にもぐるところ

脱線防止ガードは適当な時になんとかする予定です

10番線から7番線の渡り線

天満橋3番線を発車して寝屋川橋梁を渡ったところにある「×」停目は10番線のもので、配線鉄でもなければ前展してて「なんでこんなところに停目が…?」となるはず

非常時に天満橋-淀屋橋の折り返しができます

天満橋駅

天神橋をくぐるところにつながるカーブ

地上だとNSKさんが入っているビルの裏側あたりになります

北浜上手のS字カーブ

地上だと葭屋橋付近の阪高環状線くぐったところで土佐堀通り直下に入り、ここから22.5‰で北浜駅に向けて上り勾配です

脱線防止ガード適当な時につけておきます

北浜駅

淀屋橋上手のシーサスクロッシング

カーブ上にシーサスクロッシング置かざるを得なかったのは地上の土佐堀通りの線形もそうなっているのと御堂筋線ギリギリまで近接したから

理想を言えば中之島駅のような配線にして発着競合を減らしたかったのでしょうけど、それをするとおそらく北浜駅を設置するスペースが足らなくなります

淀屋橋駅

現在は閉鎖されている6号階段(かつてあった東2号改札に接続)の先にある排水溝の位置からゆるやかな上り勾配になっています

1番線を通っている間は通過チャイムが聞こえていて、4番線に入ると接近チャイムに変わるので趣がある・・・と言いたいところですが停車操作が忙しくてそんなことも言ってられないと思います

停止パターンが0km/hに収束する直前に8連停目があるので、停車寸前ではATS表示器下段の赤「8」点灯と中段「P」点滅が同時に見れるでしょう(車止めまでに確実に止まる照査パターンなのでブレーキが遅れるとすぐEB作動します)

「線路のマッピング」工程は以上となります(調整が必要な箇所は後の工程進めながら対応します)。

②架線柱の配置 中書島駅-樟葉駅

本作では架線柱を「架線柱本体」「トロリー線」「吊り具」で構成して再現を試みています

現在できているのは丹波橋駅下手までです

まずは「架線柱本体」「トロリー線」を設置します

「架線柱本体」は「線路マッピング」工程でのZ座標調整用にダミーで配置したものをシナリオ用ストラクチャに差し替えていきます

この工程は中書島駅下手から進めます

三栖踏切道付近

市道188号をくぐるところはいろんなケーブルを上にあげてるので高い架線柱がつづきます

しばらくアングルで組んだ架線柱がつづきます

第二京阪をくぐるところ

立体交差ストラクチャ設置時に細かい調整するかも

このへんは110km/h出すので架線柱が補強されています

1号線をくぐるところ

立体交差ストラクチャ設置時に細かい調整するかも

制限70の横大路カーブ付近からノーマルな架線柱がつづきます

淀高架上手切替地点

高架に入ったら円筒型架線柱

部材1本抜けてるから適当な時に直す予定

淀駅上手

吊り具がホーム構造物と一体になっているので、ホーム構造物の工程で作ります

次回淀駅下手から進めます

K-ATS演出のための停止位置構文調整

従来のシナリオではホームに列車が収まっていれば停止位置誤差が大きくても許容していました。京阪線は運転操作があまりにも多くプレイヤーさんがチャレンジするのをためらってしまう恐れが強いので、敷居を下げたかったのです。

しかし、K-ATSシナリオではBVEの仕様でいかんともしがたい問題が生じます。

駅停車時信号が進行に上がる条件の場合、列車が停止位置誤差の後方許容範囲にさしかかった時点で出発信号が進行に上がるのですが、これによりK-ATSの「停止パターン有効時、8km/h以下ではフラットパターンに切り替わる」仕様がうまくいかなくなります。

理想的な挙動としては以下の通りなんですが、

  1. 駅停車のため減速。出発停止現示
  2. 自然な操作で停止位置付近で8km/h以下まで減速している→フラットパターンに切り替わる。表示器下段に赤「8」点灯
  3. 正しい停止位置に列車が停車する
  4. 運行管理システムが進路を構成する
  5. 発車メロディーが鳴る
  6. 発車メロディーが止まる時に出発信号機が上がる(進行になる)→列車が進行信号を検出してフラットパターンが無効になる。表示器下段赤「8」消灯(駅自動放送は「4番線、特急の扉が閉まります ご注意ください」と流れている)
  7. 扉扱い・列車とホームの状態を目視確認
  8. 発車

BVEだとこうなってしまいます

  1. 駅停車のため減速。出発停止現示
  2. 自然な操作で停止位置付近で8km/h以下まで減速している→フラットパターンに切り替わる
  3. 列車が停止位置誤差の後方許容範囲にさしかかった時点で出発信号機が上がる(進行になる)→列車が進行信号を検出してフラットパターンが無効になる。表示器下段赤「8」消灯
  4. 列車はまだ停車していない(困惑)

発車メロディーが鳴り終わるまで出発信号機は停止現示でATS表示器下段の赤「8」が点灯している状態であってほしいのです…

このケースだと

14:05:22発車メロディー→14:05:30出発信号機が進行に上がる・駅自動放送「2番線、特急の扉が閉まります ご注意ください」→14:05:40ドアを閉める→14:05:50発車

みたいなタイムラインになります

プラグインで機能拡張すれば済むといえばその通りですが、本シナリオでターゲットとなるオンラインの新規さんに追加で何かダウンロードしてもらう状況を作りたくない、というか語彙を乗せたくないのでバニラでなんとかします。

結論。停止位置誤差の後方許容範囲を小さくしておしまいです。停車する前に出発信号機は上がってATS表示器下段の赤「8」は消灯しますが、そのタイミングでプレイヤーは残圧停車の操作中なのでATS表示器下段の赤「8」消灯は意識していない(多分。知らんけど)からだいたい実際の光景通りの挙動が再現されます。

BVE5時代同様、発車メロディーが終わるまで出発信号機の進行を停止に見えるようにする演出は入れる予定です。

まとめ

線路マッピング完了できてよかった

細かい調整はおいおい進めます

架線柱も新しいストラクチャ用意しなければならないところがぽつぽつあるのと、京阪線の架線柱とトロリー線はほぼ全区間で繰り返し構文が使えないのでなかなか重たい工程になりそう

予定が詰まりすぎているので来週は休載させていただき、次回#14は12月7日頃予定です