開発日誌 #4 萱島駅-守口市駅の信号配置

祭事で忙しくなりがちながらもなんとかちょっとずつ手を進めています

香里園-天満橋は昔から何度作っても疑心暗鬼になります。

特に土居-寝屋川信号所高架複々線化の部分について現地の標識が極めて視認しづらいだけでなく不正確な場合も多いことに加えて専門図書を漁ってもBVEマップ制作に使いやすい資料が乏しいため、周囲の専門資料と照合したり自分で測ったりしてなんとかそれっぽくまとめ上げるしかなく大変な難所になります。

実際の工事もあまりに混沌とした状況(昭和45年に地下鉄谷町線が開業したことで関目・千林・滝井での乗客詰め込み圧で電車の窓ガラスが割れるくらいのひどい混雑は解消に向かっていたものの、スプロール現象で門真市・寝屋川市に混雑エリアが拡大していた)の中で進めていたようで、「輸送ゲームを何も考えず進めて容量逼迫し用地が全然確保できないから走らせながら一区間ずつ新線に切り替えるプレイ(途中でリセットしたくなるし完成してもリセットしたくなる)」をリアルでやっていた模様です。恐ろしい。

Z座標をまとめるのに使えそうな材料は「上りB線の千林駅4連停目のキロ程はほぼ5.300km」「下木田踏切道(複々線のB線が地上におりたところにあり回送列車しか通らない)のキロ程は12.143km」くらいで、その間でキロ程を読み取れてもどこの測点で破差が何メートルか全部持ってないと結局使えないから参考程度ということにするしかありません。

将来の開発で役立つと確信したので、開発者向け資料に「踏切道の起点キロ程一覧表」を加筆しておきました。めっちゃ古いデータですが・・・

以下は上りの前面展望千林下手です。

同じく上り前面展望の下木田踏切道直上付近 A1202信号の下に踏切道があります

奥のカーブが寝屋川市駅付近連続立体交差事業の時に高架化されたところ このカーブの下り線に張り付くように上りB線が下りB線と合流し引き上げ線や入出庫線と接続するので複々線の終点はここです(乗っていて見えないけど)

A線は寝屋川市駅下手の入出庫線(5番線)を間に挟むところまでで、信号の頭に「A」が入る区間が終わります

下り前面展望の寝屋川信号所3番線出発「A線淀屋橋方」

香里園-萱島のZ座標仮打ち時点でどれかが大きく誤差ってるのは分かっていました(線形と信号機との位置関係が大きくずれているがどの値をどれくらい信頼したらいいか分からなかったから直せなかった 架線柱の番号もなぜかかみ合わなくて苦しい状況だった)が、守口市まで座標を仮打ちしたことで修正のめどが立ちました

どうやって合わせるかについては、この区間がK-ATS化された時に制限区間の管理値がアップデートされたようで、上下線で制限区間長がかみ合うように調整することで運転上違和感がない程度まで誤差を小さくできます

守口市駅中心の座標を打つ→香里園駅との位置関係から萱島駅と寝屋川市駅の座標を修正できる→その間の信号や架線柱もまとめあげられる という流れになります

下りシナリオでの制作例 進むほどキロ程が小さくなります

$MLS = 50338;

$MLS-45264-72.5/2;
	Curve.BeginTransition();
$MLS-45264+72.5/2;
	Curve.BeginCircular(500+1.7, 85);

$MLS-44673-75/2;
	Gradient.BeginTransition();
$MLS-44673;
$MLS-44673+75/2;
	Gradient.BeginConst(33.0);

...
高架化などで破差があれば具合のいいところで調整し、(新しい資料が出てきて修正の必要が出た時素早く対処できるよう)Z座標中心の変数名も変えます

天満橋で0キロ打てたら線路マッピングは終わったようなもので、淀屋橋までマッピングして次の工程に入ります

ある程度まとめて次は守口市-京橋の線路マッピングです

時間取れたらまた次の週末に手を進めます